地学巡検

地学巡検とは

地学巡検
中学1年生全員が参加し、神奈川県の箱根山で行います。箱根山の麓にある神奈川県立生命の星・地球博物館で、「地球の生い立ち」や「地球上の生命」などの展示を見学したのち、バスで移動しながら箱根山を一望します。要所ではバスを降りて案内者の説明を受けたり、地形や岩石の観察をしながら、スケッチをしたりします。天候によっては富士山などの周囲の山々も見渡せます。教室で学んだ内容をもとにして、実物や自然を実感する学習となっています。

地学巡検の歴史

旧制高校の理科1年次の必修科目「地質鉱物」の中で、秩父・浅間山・日光・足尾方面の地質、鵜原寮完成以降は鵜原の地質などを対象として、秋に1週間程度の「地質旅行」が行われていました。
戦後はしばらく途絶えていましたが、1964(昭和39)年に「地学」が必修科目になったのを機に、地学巡検も再び行われるようになりました。カリキュラムに連動して実施学年や巡検先が変わることもありましたが、1997年から現在の箱根方面での巡検が恒例となっています。