歌舞伎教室

歌舞伎教室とは

国語科では、中学3年生を対象として一年に1回、歌舞伎教室を行っています。毎年7月に行われる国立劇場主催「歌舞伎鑑賞教室」に参加します。教室の開催期間が学校の特別授業期間に重なるため、1日を使って三宅坂にある国立劇場へ歌舞伎を観に行きます。

歌舞伎教室は、国語の授業の一環として約20年間続けられています。国立劇場へ出かける前には事前授業を設けて、歌舞伎についての説明や演目に関する講義を行っています。国語科の教員が行うほか、卒業生で歌舞伎を研究している方に講義をお願いして最前線の話を聞くこともあります。

「歌舞伎鑑賞教室」では、役者による「歌舞伎のみかた」という解説があります。そこでは、実際に花道やスッポン、回り舞台などを使って説明を行います。また、歌舞伎の音楽や効果音、登場する人物や動物のことなどに関する楽しい解説が行われます。生徒たちは、夏の暑い1日を、本物の劇場で、実際に役者さんの熱演に接して、歌舞伎の面白さ、奥深さを感じて劇場をあとにします。歌舞伎は初めてという生徒も多く、この教室をきっかけに夏休みに歌舞伎座などへ鑑賞に出かける生徒もいます。なお、この時期にはヨーロッパからの留学生が来校しているので、留学生が歌舞伎教室に参加することも恒例となっています。