天文実習

天文実習とは

天文実習
中学3年生全員が参加する、秋の観測条件の良い時期に東京を離れて行う1泊2日の実習です。教室で学んだ天体の多様性や光学機器についての学びを踏まえ、生徒自ら計画・立案したテーマに基づいて観測を行います。仲間と大地に寝転んで流星を探したり、天の川を撮影したり、光学機器を駆使して肉眼では見られない天体を観測したりと、グループごとに様々な活動を展開します。本校では十分な数の天体望遠鏡と双眼鏡を用意し、生徒の活動を支援しています。

天文実習の歴史

天文実習の歴史は浅く、1993(平成5)年、中1「物理」で行われた「渋谷・五島プラネタリウム」の見学から始まります。しかし「本物・実物に触れる体験」を追究して新たな実習を模索することを決意し、1997(平成9)年で同所の見学を終えました。
現在のような1泊2日で行われる天文実習は、1999(平成11)年に中1を対象に行われた「県立ぐんま天文台」での実習が始まりです。天文台のオペレーターが操作した大型望遠鏡による天体観察も魅力ではありますが、本校生徒たちの「自ら望遠鏡を操作したい」という強い希望により、2001(平成13)年から清里高原に場所を移し、多くの望遠鏡を用意して「自ら望遠鏡を操作する」現在の実習形態が誕生しました。